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2年目のILC沖縄
広域通信制課程ILC沖縄の開校準備室を設置してから、7月上旬で満3年目を迎えた。平成26年度は厳しいことも多々あったが、どうにか一年目を乗り切ることが出来た。 開校2年目の今年は、160名余の生徒も落ち着いて学ぶようになり、昨年と比べてもスクーリングに来る生徒がとても増えた。これもひとえに加藤校長先生はじめ法人局やILC宮城・青森の先生方のご指導・支援の賜であり、職員一同大変有り難く感謝に耐えない。 さて、ILC沖縄のこれまでの教育活動などで誇れることとしては、次のようなことが挙げられる。 1 ILC沖縄の3大特色などが、県内の中学校・高等学校に周知されるようになった。 2 去る3月に県立高校から転入してきた男子生徒一人が初の卒業式を迎えた。式後に彼は「仕事と学業の両立の難しさを改めて痛感した。」 と、また親に対しては「今まで心配の掛けっ放しだった。この場を借りて心から感謝したい。」と答えた。高卒の資格を取得し、晴れ晴れとした顔は、すでに新たな一歩を踏み出していた。 3 BBQ親睦会、ビーチクリーン、平和学習、ボーリング、山原の地層や自然観察、秋の遠足、アメリカンビレッジ散策、クリスマス会、魚釣りなど様々な行事が実施できた。 4 一年目であるがサッカー部が、高体連定時制・通信制のサッカー大会にオブザーバー参加し初勝利を挙げた。選手は「初めての試合は楽しかった。むずかしかった。でも、またやりたい。」「自分が思ったよりは戦えた。」などと嬉しそうに感想を述べていた。 5 ILC宮城・青森の研修旅行団と一緒に、エイサーを体験したり宮城県の風物詩「芋煮」を味わった。 6 選抜高校野球の甲子園での試合応援に職員・生徒が直接参加できた。「チバリヨー」の横断幕は宿舎に掲げてもらった。 ILC沖縄でも「逆転の仙台育英」のスローガンは、今日までの教育活動を通し、少しずつではあるが実証されつつある。私たちは、加藤利吉先生の建学の精神である「至誠」「質実剛健」「自治進取」をきちんと捉え、広域通信制課程ILC沖縄の教育に努めていく所存である。 平成27年6月24日(水) |
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