早くも 来年度大学入試の 合格者誕生!!
平成15年度AO入試で
東北大学工学部に現役合格!!


化学グランプリで金賞を受賞した自信が
東北大AO入試への挑戦につながりました。
東北大学工学部
電子・応物・情報系
に合格


青木さん
秀光6年
上野山小 出身
 

刺激のある環境で勉強すれば頑張れると思いました

―東北大学を目標に決めたのはいつ頃ですか。
 小学校の頃から漠然としたあこがれがありました。でも、興味あること以外は頑張る方じゃなかったので、公立高校にすすんだらほとんど勉強しなくなるのではないかと思い、両親に秀光に進みたいという気持ちを話しました。秀光は全体のレベルが高いので、「周りの刺激を受けて頑張れるかな」と思ったからです。
―工学部の電子・応物・情報系を選んだのはどういう理由で?
 自分の研究したい分野があったからです。ナノテクノロジーの技術を情報エレクトロニクスに生かすといったことに挑戦してみたかったんです。入試の面 接では、そんな自分の思いを一生懸命話しました。
―AO入試を受けようと思ったきっかけは。
  ひとつは受験のチャンスが1回増えるということです。それから、学力以外の自分を見てもらえること。AO入試で合格すると、大学1年でやる授業を先取りして勉強する「入学前教育」が受けられるという点にも興味がありました。
―学力以外でアピールしたことは?
 『全国高校化学グランプリ2002』で金賞を取ったことです。力試しのつもりで受けたのですが、一次選考を突破して、東京大学で行われた二次選考へ。しかも優秀賞に次ぐ金賞をいただいたことは大きな自信になりました。それまではAO入試での受験は頭になかったので、自分にとって大きなきっかけになりました。

やる気を引き出してくれた先生方のおかげです
 

―ふだんの勉強はどのように…。
 学校では5年生までに正規の授業を終えて、6年生になると過去問をやったり実践的な授業をしてくれるので、塾には行かず、授業と家での予習復習を中心にやりました。化学や物理は好きなので勉強自体が楽しかったのですが、苦労したのは苦手科目の英語…。
―苦手をどうやって克服しましたか
 長文読解の授業に真面目に取り組み、小論文の演習やセンター試験の過去問を中心に繰り返しやっていたら、普通 に読めるようになりました。AO入試の小論文は英語の文章を読んで、それについて書くものなので、東海林恵子先生は心配して、土・日の休みを裂いて勉強に付き合ってくださいました。
―後輩にアドバイスを。
 先生方が積極的にいろいろなものに取り組んでくださるので、自分たちは安心してついていけばいいと思います。化学グランプリも自分の意志というよりは先生の強い勧めがあったからで、思いがけない道が開けました。自分のやりたいことをはっきり持っている人は、ぜひAO入試に挑戦してみてください。
―これからの抱負を聞かせてください。
 東北大学をめざしたのは、「未来の人間社会に貢献する研究者を育成する」という大学の考え方に共感を覚えたからで、研究者になりたいと思っています。先輩になるノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんが、いろいろな可能性があることを教えてくれましたので、自分も努力しようという気持ちが強くなりました。

 
マテリアルの開発で 世界でも有名な東北大で
医療用材料の研究をしたい、
その夢に一歩近づきました。
東北大学工学部
マテリアル・開発系
に 合格


櫻田さん
秀光6年
不動堂小 出身
 

京都研修のときに訪ねた京大で自分のすすむ道をみつけました

―東北大学工学部を受験した理由は…?
 医療系の材料の開発に興味があって、それなら、マテリアル研究で世界でもトップクラスの東北大学をめざしてみようと思いました。
―そういう方面への興味を持つようになったはいつ頃からですか?
 はじめは漠然と医学部にすすもうと思っていたんです。でも、何か別の形もあるんじゃないかなとずっと迷っていて。具体的に医療系の材料にすすむのを決定づけたのは、4年生の3月の京都研修のとき。京都大学工学部の沼倉宏先生のお話に強く興味をひかれました。そのとき人工臓器の開発に関心を持ったんです。
―AO入試は小論文と面接だったそうですが、具体的な対策を教えてください。
 小論文対策として問題を多くこなしました。化学の東海林恵子先生がAO入試の過去問題や資料をくださったんです。たくさん書くことで、知識や話題も豊富になったと思います。小論文は文章力よりも知識をどれだけ応用できるかが勝負ですから。
―念願がかなって、AO入試でみごと合格を勝ち取ったわけですね。
 自分でも驚いています。これといってセールスポイントのない自分が受かるとは予想していなかったので…。
―合格の決め手は何だったと思いますか?
 全くわかりません(笑)。ただ、日頃から自分の意見をしっかり持つようにしています。それが面 接でアピールできたのではないかと…。また、ユーロスクールやキューバ研修など、語るべき体験がたくさんあったのもよかったと思います。実際、面 接の場でも質問されました。

6年生の授業では受験対策の演習問題に取り組みました


―ところで、出身は小牛田ですが、なぜ秀光に入ろうと思ったのですか?
 地元だと自分の行きたい大学に入学できないと思ったからです。塾の先生から中高一貫教育のいい学校があると聞いて、興味を持ちました。
―実際入学してみてどうでした?
 授業を先へ先へとすすめていくカリキュラムは、人より一歩すすんで何かをするのが好きな自分の性格にはぴったり合ってました。
―では、授業にはついていけたんですね。
 はい。苦手な古典以外は(笑)。数学は得意科目だったので難なくついていけました。若松武徳先生の授業はちょっと大変でしたけど…(笑)。
―どのように大変だったのですか?
 6年生での授業は入試対策で、過去問題を中心に解いていきます。黒板で問題を解いて説明し、先生の質問に答えるんです。途中でわからなくなることもけっこうありました。ですが先生にヒントを与えてもらったりしながら最後まで自分で解いたのでしっかり頭に入りました。実践力も身についたと思います。
―さて、これからは…。
 今までは、大学に入るための勉強でしたが、これからは、やりたいと思っていた勉強ができる。これまで以上に一生懸命学びたいと思っています。