印象記
 
ユーロスクールを終えて

3年M1組 本田さん


 

 出発前は、期待と不安が入り混じっていて、ものすごく長いと思っていた19日間のユーロスクール。でも、終わってみればあっという間でした。毎日が充実していて、驚きの連続で、とにかく楽しかったです。

 始めに行った国スイスで、一番心に残っていることは、ユーロスクールの一大イベントでもある、チャリティーコンサートです。

 自分たちでビラを配っているとき、断られたりもしたけど、「今夜聴きに行くからね!!」などの言葉をかけてくれる方もいて、すごく嬉しかったし、聴きにきてくれる方のためにも、頑張らなくちゃと思いました。コンサートが始まる前は、ちゃんとお客さんが来てくれるのか心配だったけど、そんな心配をよそに、リハーサルのときから聴きにきてくれた方もいました。コンサートが始まると、どんどん席が埋まっていって、立ち見のお客さんまでいました。アンコールの涙そうそうを歌っているとき、私もみんなも泣いていました。見ると、お客さんも泣いている方がいて、私たちでも、人を感動させることができるんだと思い、嬉しかったです。

 スイスのツェルマットは、自然がきれいで、空気も町並みもきれいで、人が優しい、すてきなところでした。

 オーストリアのウィーンは、人がたくさんいて、にぎやかでした。研修場所になかなか着けなくて、いろんな人に道をたずねていたら、下手な英語でも、話しかけることが恥ずかしくなくなっていました。オーストリアでは、モーツアルトの生家やオペラ座などを見学したことが印象に残っています。

 アイルランドでは、1週間のホームステイ。不安だらけで、言っていることはなんとなく理解できても、自分の言いたいことがなかなかうまく伝わらないし、食べ物や文化の違いにも困って、1日目は、本当に日本のわが家に帰りたくなりました。

 ホームステイ中は、本当にいろんなことがありました。でも、なんとか無事終えることができて良かったです。ホストファミリーとはあまり話しませんでしたが、韓国人の留学生と、韓国ドラマや日本の歌手などについて話したのが楽しかったです。一番つらかったことは、食べ物です。ポテトが主食のようで、夕食には毎日ポテトが出て、朝は毎朝コーンフレークで、すぐに飽きてしまいました。驚いたことは、イタリア人の留学生が、ハンカチで鼻をかんでいたことです。日本ではありえない!と思ったけれど、ヨーロッパでは普通 のことのようでした。あと、通った学校の女の子たちと仲良くなれたのが嬉しかったです。「日本に帰ったら、絶対にメール送るからね。」と約束してきました。

 ホームステイ中は、イタリア人の留学生と隣のベッドで寝ていて、韓国人の留学生も一緒に住んでいて、こんな体験、一生のうちに、もう二度と出来ないだろうなぁと思いました。とても貴重な体験ができたと思います。

 スイスも、オーストリアも、アイルランドも、どの国の人たちも、日本という遠い国から来て、ろくに英語も話せない私たちに、とても親切にしてくれました。

 この19日間、いろいろなことを学べたし、学年のまとまりも強くなったと思います。今まで気づかなかったみんなのいいところも見つけられました。とにかく、本当に楽しかったです!!こんなすばらしい経験をさせてくれた両親にも、感謝しなければいけないなぁと思います。

 スイスも、オーストリア、アイルランドも、とてもいいところで、大好きです。大人になったら、ぜぴまた行きたいと思います。でも私は、やっぱり日本が一番好きで、日本に生まれてよかったと思いました!!

 
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