秀光前期課程1、2年生の校内弁論大会が、9月1日、多賀城校舎中講義室を会場に開かれました。
壇上に立ったのは、各クラスでの予選を勝ち抜いた代表8名。代表生徒たちは、それぞれ自らのもつ意見・主張を発表しました。
アドバイスを次の発表につなげて
聴衆の生徒たちも発表を聴きながら「論旨」「表現」「態度」などを評価しました。審査用紙には、良かったと思う点、工夫したほうがよいと思う点などが書き込まれ、終了後、発表者にアドバイスとして伝えられます。
審査結果の発表の前に、石田昌彦副校長先生による講評が。
「弁士のみなさんは、自分の考え、体験に基づいて主張しました。素晴らしいことだと思います。できれば聴衆が、なるほどと思うような論拠に基づいて説明すれば、なおいっそう普遍的なものを感じられます。その点では、『地球温暖化の状況』を発表した森本くんは科学的なデータを上手に活用していたと思います。2年生の弁士のみなさんは、ほとんど原稿を暗記して抑揚をつけて間をとって発表してくれました。1年生もぜひ見習ってほしい。1年生のみなさんは来年、こういう形でやりたいという思いを明確に持って臨んでほしいと思います」
自らの体験で感じたことをベースに
最優秀賞を獲得したのは、2年生の横田さん。「存在の大きさ」というタイトルの弁論は、2年前にお祖父さんを病気で亡くしてからあらためてその存在のかけがえのなさを実感したという、自らの体験をもとにしたもの。「今、目の前にいる人に優しく」というメッセージを伝えました。横田さんは「そのためにはまず始めに、身近すぎてつい強く当たってしまう人、たとえば家族に対して、優しくすること」と主張。「そしてどんな人にも優しく接し、出会った人ひとりひとりがかけがえのない存在であることを忘れず、大切にしていかなければならない」と力強く、堂々と述べました。
今年も素晴らしい成績を期待!
最優秀賞に選ばれた横田さんは、先日行われた校内英語暗唱弁論大会でも2位を獲得しています。9月4日の多賀城地区英語暗唱弁論大会に加えて、9月18日におこなわれる多賀城地区弁論大会にも出場することになります。
昨年は丸山くん(現4年生)が、「新の平等社会」というテーマで宮城県中学校弁論大会に出場し、優秀賞を受賞しました。英語暗唱弁論大会と同様、国語弁論のほうも、秀光生の活躍を大いに期待しましょう。
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