Shukoh Topics 2010  
   
 
   

 
  「スピーチの途中で、泣きそうになってしまって…。審査員の方も涙が出たそうです」と話すのは、10月23日(土)に宮城大学で行われた『第7回高校生スピーチコンテスト(同大学主催)』に出場して、第2位 に選ばれた5年生の根本 かなえさん。大切な人への想いや自分が今後どのように人と関わっていくのかを英語で伝えました。


“私たちの輝く未来”のために
何をしていくべきなのでしょうか


 
根本さんは9月7日に行われた
校内英語弁論大会で上位 入賞し、学校代表として宮城大学で開催された『第7回高校生スピーチコンテスト』に出場しました。
 「当日は、県内外の高校生15人がスピーチしました。中には帰国子女もいて、発音などに刺激を受けました。とてもワクワクしながら臨みました!!」と根本さんは当日を振り返ります。
 今大会のテーマは『Our Bright Future』。根本さんは大切な人の死で感じたこと、学んだことをとおして、“私たちの輝く未来”のために何をすべきかスピーチしました。
 

▲校内英語弁論大会の様子
5年 根本 かなえさん(八本松小出身)

 


身近な人を大切にすることが第一歩
小さな勇気が
あたたかい社会をつくる

 「あなたには、大切な想いを伝えたい人はいますか?」と問いかけ、そして、「その人を考えながら聞いてください」と根本さんはスピーチを始めました。
  「私には大切な人がいます。祖母です。しかし、2年前に亡くなってしまいました」と続けました。「祖母と過ごした宝物のような時間を振り返り、たくさんのことを教えてもらったことに感謝。そして、祖母からもらった幸せを、今度は自分が誰かに与える番だ」と話しました。
 根本さんは、高齢社会の中で、
自分たちが 高齢者の方とどのような関係を築いていくのがベストなのかを一人ひとりが考えることによって、自然とあたたかい社会がつくれると主張。そして、そのことが“輝く未来”につながっていくのだと気持ちを込めてスピーチしました。
  「身近な人を大切にすることが第一歩だと思います。バスの中で席を譲るなど、小さな勇気があたたかい社会をつくっていくと考えています。自分の想いを伝えたい一心で、一生懸命スピーチをしたら、途中、祖母との思い出がフラッシュバックしてしまって、スピーチしながらうるっとしてしまって…。コンテスト終了後、審査員の方から“私も涙が出てしまった”と声をかけていただきました」。根本さんは、自分の想いを精一杯伝えました。彼女のスピーチを聴いて感動した人が多く、ネイティブの審査員の方からも「あなたを一番に選んだのに…」と言われたのは、大きな励みになったようです。


ネイティブの先生が発音指導
学習意欲倍増!!
 
根本さんは大会前にジェームズ先生、エリック先生から発音の指導を受けました。「細かいところまで丁寧に教えていただき、楽しく練習できました。英語をもっともっと勉強していきたいと思います!!」と学習意欲が高まったようです。


根本さんのスピーチ内容(英文)はこちら!