2011 Topics

 5年生松本さん、英語スピーチで海外向けラジオ番組に出演!

 
 

秀光5年
松本 奈々さん
(矢本東小出身)

 秀光5年生の松本奈々さんが、昨年(2011年)末に放送された海外向けラジオ番組『Japan & World Update』(NHKラジオ第二)に出演!コンテストでのスピーチと松本さんへのインタビューが、世界に発信されました。


▼コンテストでの発表に
 関心を持っていただいて…

 松本さんがラジオに出演するきっかけとなったのは2011年の「第8回高校生英語スピーチコンテスト」(宮城大学主催)。校内の英語弁論大会で第1位を獲得した松本さんは、このコンテストの書類審査も通過し、2011 年10月10 日、宮城大学で行われた本選に出場しました。残念ながら入賞を逃したものの、当日このコンテストの取材に来ていたNHKのスタッフの方が松本さんのスピーチの内容に関心を持ち、声をかけてくださったのです。これが番組出演の依頼をいただいた経緯です。

▼“忘れんな、諦めんな”
 親友との合い言葉をタイトルに

 「高校生英語スピーチコンテスト」では毎年ひとつのテーマが与えられます。東日本大震災が起きた2011年のテーマは、東北地方の復興に向けた“What can I do for Tohoku?”。松本さんはそのタイトルに“Don't Forget and Never Give Up”という言葉を加えたスピーチを発表しました。
 「“忘れんな、諦めんな、そうすれば必ずいいことがある”、これは親友たちとの合い言葉です。震災に遭ったときも、親友が“この言葉があるでしょ?”と元気づけてくれたのです」(松本さん)
 松本さんが住む東松島市も被害に遭い、周辺はまだ震災の爪痕が残ったまま。野蒜駅の時計は地震の起きた“2時46分”を指したまま止まっている状態だったそうです。
 「その時計の横に、子供たちの字で、A4の紙に一つ一つ一字ずつ“また美しい野蒜を取り戻そう”と貼ってあり、駅の花壇にだけ花が咲いていたのです。他の景色は止まったままなのに。それを見て、希望が湧きました。時計が動き出したら、復興も動き出すはず。もとの生活に戻ることを諦めないで、震災で体験したことを忘れないで、そうして頑張れば、必ずいいことがあるから…。このメッセージをスピーチに込めました」(松本さん)

松本さんの英語スピーチ全文

▼来年こそは1位に!
 ラジオで宣言しました

▲担任の小岩久美子先生と

 今回のコンテストに向けては、担任で英語科の小岩久美子先生とGC(Global Communication)のアイェレット先生の指導を受けたとのこと。
 「アイェレット先生には、発音がこもってしまうのは奈々の特徴、と指摘されました。緊張して速くなってしまうのはわかるけど、ジェスチャーを交えてゆっくりと話しなさい、と」(松本さん)
 本番はとても緊張したとのこと。「もっとうまくできたんじゃないかと悔しくて…。今回のラジオのインタビューで、来年の抱負を聞かれたのですが、“来年も挑戦して1位になりたい”と答えました」と松本さんは話します。

▼外国人の先生方と
 英語で会話するのが楽しい!

 「英語は大好き!」と、松本さん。部活は英語クラブに所属しているそうです。
「秀光に入学したのは、将来医者を目指すためですが、英語の教育環境が整っているのも理由のひとつです。外国人の先生方と英語でおしゃべりするのがとっても楽しい!部活では、外国人の先生方と現地のゲームをしたり、その国の文化を学んだり…。もっともっと勉強して英語を磨きたいと思っています」(松本さん)

 「第8回高校生英語スピーチコンテスト」には、松本さんのほか、昨年の大会(第7回)で第2位になった根本かなえさん(6年生・八本松小出身)も参加。今回は第3位を獲得しています。