ゼルコバホール レリーフ除幕式

 
 

 NYSEの演奏が高らかに響き、ゼルコバホール ステージ中央の白幕からレリーフが現れると、会場で盛大な拍手が沸き起こりました。 ステージ上には、レリーフの制作者である坂井一任先生とともに、秀光の生徒会会長である佐々木さんが登壇し、除幕のお手伝いをしました。


 坂井先生は本学園のコンサルタントでありながらも、彫刻家や美術館の研究員として、多方面で才能を発揮されています。坂井先生はレリーフの制作過程を振り返り、作り方や重さが約30キログラムあることや、金箔が使用されていることなどを説明し「仙台育英学園のシンボルである、ライオンマークを立体化するにあたって一番難しかったのは、ライオンの右手です」と、制作のためライオンの骨格を調べたり、動物園で本物を研究するなどの苦労を重ねたことをお話されました。

 そして仙台育英学園の過去100年以上の伝統について話し、「新しい宮城野校舎もこれから先、ずっと伝統が続いていくことを願いながら、その中で、このライオンが学校のシンボルの1つとして、長いこと皆さんの心に光り続けていくということを作家として心から願っています」と生徒に語りかけてくださいました。

 最後に坂井先生に花束が贈られ、感謝の気持ちを込めた拍手が会場から響きました。

 
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