NYSA Report 〜研修を振り返って【NYSA実行委員長より】〜
   

4年 板宮さん

研修を通して気づいたのは
友達や家族のありがたさでした


 ニューヨーク研修は刺激的な2週間でした。初めてバスの窓から見たニューヨークの街は、見上げられないほどの高層ビルが並び、「さすが世界経済の中心」いう印象でした。最初の2、3日はアメリカに飲み込まれたような感じで圧倒されましたが、次第に雰囲気にも、現地の人たちの発音の速さにも慣れ、休む間もないぐらいめいっぱい楽しみました。
 2週間の中心はペース大学での授業で、現地の先生から英語で授業を受けました。先生方はとても優しく、フルーツバスケットなどのゲームも交え、楽しみながら英語力を磨くことが出来ました。
 面白かったのは体験学習です。ショッピングセンターで店員さんとやり取りしたときは、思わず日本と比較してしまいました。お金の受け渡しや商品の扱いが粗雑で、日本では当たり前に思っていたことが、とても丁寧なやり取りだったことを実感。和のマナーを見直しました。

美術館のスケールの違う広さに圧倒されました!

 名所での研修もあり、イェール大学や国連、メトロポリタン美術館などを巡りました。美術館は森のようなセントラルパークの端に位置していますが、スケールが違います。あまりにも広過ぎて、決められた時間内では一部の名画しか見ることができませんでした。迷わないよう必死で歩きました。
 期間中は現地の家庭でホームステイをしました。ホストファミリーは優秀な子どもたちのいる家庭でしたが、それほどがつがつ勉強している様子でもなく、学校では学ぶことのできない現地の家庭生活を体験しました。
  ハワイ研修と違って、食事をはじめ日本らしいものに接することが全くなかったので心の余裕がなくなり、ホームシックになったり、精神的に追い込まれたりして、友達に八つ当たりしてしまったこともありました。それらを乗り越えたとき、友達の良さや家族のありがたさを再認識することができました。ニューヨークの街そのものに刺激を受けたものの、研修を終わって一番強く感じたのは、意外なことに、身近なことや身近な人の大切さでした。