加藤雄彦校長先生からの式辞【抜粋】
 

秀光で3つの教育の軸を身につけながら
世界に羽ばたく人材へ


 「秀光の卒業生には医歯薬科系の大学に進学し、お医者さんの卵になる人や、素晴らしいエンジニアになる人、芸術家としてヴァイオリニスト、クラシックバレエの世界で活躍する人など多種多彩な活躍をしています。それは秀光に『Language,Music&Science』という大きな考え方があるからです」 と、校長先生は秀光の教育の軸について話されました。

【Language】
 「まず母国語である日本語の力をつけてもらいます。読み、書き、そして判断力・表現力を養い、第5学年で8000字論文に挑戦してもらうことになります。もちろん英語にも力をいれており今春からトライアルを導入する国際バカロレアのプログラム、MYP(Middle Years Programme )を経験し、楽しんでもらいたいと考えています」


【Music】
 「秀光では1人1つ楽器を演奏できるようになるため、小学校時代に楽器を触ったことがなくても音楽に親しめるようになります。音符は世界共通ですから、楽譜があれば世界中の人と音楽で交流することができるのです」

【Science】
「科学する心を探求するのは、真理を探求するということです。世の中の不可思議なことを自分の目で、手で、頭で考えていくのはとても大事なことです。
 秀光では世界中の同じ年齢の皆さんが学んでいる『Language,Music&Science』の3つを、時間と場所を越えて共有し学ぶことに挑戦してもらいます」

 最後に「仙台育英学園には建学の精神という“至誠”“質実剛健”“自治進取”の3つの大事な考えがあります」と話されます。その中で相手に真心を尽くす“至誠”について、作家の早乙女貢先生から贈られた『天に星あり、地に花あり、人の心に誠あり』の言葉を引用され「人に優しく、寛容に、そして真面目に付きあうことが大事です」と、新入生に周りの方々へ感謝を忘れない心をもって欲しいと語られました。