育英通 信88号【WEB版】 Sports Clubs & Cultural and Academic Clubs 2003/2004
平成15年度の部活動を振り返る
NEWS! 2003/04
■文化会学芸部
 
TOP NEWS 演劇部、卒業記念公演
 
在校生と卒業生と先生、
演劇部が一丸となって
作り上げた卒業公演です


2004年卒業記念公演
「卒業…、そしてひとひらの雪」

 演劇部の2004年卒業記念公演が、3月25日(木)、26日(金)の両日、エルパーク仙台で行われました。客席は2日間ともに満員。大成功のうちに幕を閉じました。
 
演劇部の公演は、夏の単独公演と卒業記念公演の年2回行われます。2004年卒業記念公演のキャストは5名のうち4名が卒業生。さらにそのうち2名はこの春卒業したばかり。「卒業」をテーマにした今回の舞台はそれぞれの役者の個性が際立っています。脚本を手がけている演劇部顧問の渡部進先生は、「脚本ができてからキャストを決めるのではなく、誰を使いたいか、というところから脚本ができてくるのです」と話します。
  公演前の1ヶ月は週末に学校に泊まり込んで合宿したとか。「練習に気合いが入り朝の5時までかかったことも。練習は厳しいですが、演劇部のみんなも卒業生もこうして集まってくれるのがうれしいですね」と渡部先生。先生や先輩たちに支えられて、ますます芝居に磨きがかかる演劇部に期待、です。

「卒業…、そしてひとひらの雪」  作・演出 早瀬 俊
〈あらすじ〉高校時代、放送部を復活させた4人の男女が、高校を卒業した1年後 、差出人不明の1通の手紙をきっかけに再会する。 4人が放送部にいたころの思い出話をしていくうち、その差出人の正体が明らかになっていく…。
公演が終わって…、
演劇部から感想をひとこと
 
仙台育英獅子太鼓 NYSEと共演

 

 

オーケストラの演奏とぴたりと
合ったとき、思わず感激しました。


仙台育英獅子太鼓、米国のプロ音楽家とステージで初の共演


 県内の高校で唯一の和太鼓クラブ「仙台育英獅子太鼓」は、2003年夏、初めての体験をしました。アメリカの管弦楽団ニューヨーク・シンフォニック・アンサンブルと仙台育英学園との毎年恒例のジョイント・コンサートに初出演したのです。「音楽に合わせることにも、楽譜を使うことにも慣れていなかったので、とても苦労しました」と副部長の菅比呂さん(外国語コース・中野中出身)。「ですが、本番は大成功! 練習ではうまくいかなかった拍子木のソロがビシッと決まったとき、本当に感激しました」
   
書道部 第13回県高校選抜書道展で“団体優勝二連覇!”ほか、多数の個人賞を受賞
   
▲特選賞の作品の前に立つ 高橋宏英くん(教養コース・幸町中出身)
▲サムエル・ワンジルくん(教養コース2年・陸上競技部)今年のインターハイでは、陸上男子5000mで第2位 に! 第12回国際高校生選抜書展では「優秀賞」を獲得!
満足できる作品が書ける まで、
こだわり続けたかいがありました。


ケニアから留学生、審査員特別賞を受賞


 本学園・書道部が第13回県高校選抜書道展(毎日書道会、毎日新聞社主催)において団体賞を受賞。個人賞においても、毎日新聞社賞:後藤春菜さん(英進進学コース・瀬峰中出身)、県教育長賞:須藤友浩くん(英進進学・郡山中出身)、東北電力賞:齋藤里佳子さん(英進進学・河南西中出身)・我妻伸洋くん(英進進学・山田中出身)、実行委員長賞:相原志保さん(英進進学・八木山中出身)のほか、特選賞、金・銀・銅賞など各種の賞を受賞しました。「部長の渡邊章紀先生のご指導のもと、出展前には連日夜中になるまで作品づくりにこだわってきたのですが、その努力がむくわれました」と、2003年夏まで部の主将をつとめ、今回は特選賞を受賞した高橋宏英くん(教養コース)。また、サムエル・ワンジルくん(教養コース)ほか、本学園陸上競技部に所属しながら書道の練習を続けてきたケニアからの留学生4名も出展。審査員特別 賞に輝きました。その後、第12回国際高校生選抜書展、第52回大正大学主催全国書道展、第50回日本学生書道展、第52回宮城県高等学校書道展などに出展。団体・個人ともに好成績をおさめています。
   
吹奏楽部 初の演奏会開催 県大会出場
   
初リサイタル、
興奮と感激の 2時間でした!!


 吹奏楽部は、今年度初めてコンサートを開催しました。2003年6月29日(日)多賀城文化センターで行われた演奏会には家族や先生、友達はもちろん、たくさんの観客が。「お客さんがいると気分が盛り上がりますね。アンコールももらって感激でした!」と、指揮者もつとめた勅使河原佑己くん(英進進学コース・東華中出身、現在は東北文化学園大学に進学)。今年度の吹奏楽コンクールでは、地区大会金賞、県大会銀賞と好成績で、これからますます楽しみな吹奏楽部です。
   
…外国語コースから…  
外国語コース1年生 手作りのハッピで“YOSAKOI”に挑戦
   
▲「私たちが手縫いしたハッピを、これから入学してくる後輩たちに刺繍(ししゅう)してもらって、外国語コース伝統の“YOSAKOI ハッピ”に仕上げていってほしい」と話す3人です。
外国語コース1年生全員の
踊りが一つになった瞬間、最高でした!!


 「ソーラン節」に乗って、真っ赤なハッピで威勢よく踊る女の子たち。育英祭のステージ発表でひときわ目立ったのが、外国語コース1年生による“YOSAKOI”です。きっかけは、2003年5月に行われた『さつき祭』前夜祭でのクラス発表。外国語コース1年2組が披露した“YOSAKOI”が優勝し、「それなら今度は1年生全員でやろう!」との声から始まったのでした。7月の育英祭に向けて、さっそく踊りの練習がスタート。練習の合間には一人ひとりが自分の着るハッピを手作りしました。“YOSAKOI”は、外国語コースの新しい伝統になりそうです。

「ダンスはもともと大好き。“YOSAKOI”は、みんなで何度も繰り返し練習しました。疲れるどころか、テンションはどんどん上がっていく一方(笑)。みんなで汗をかいて発散してます!」
(渡邉 巳香 仙台中田中出身)

「さつき祭で私たち1年2組が優勝したときはうれしかったけれど、今度は1年生全員で踊ることになって楽しさが倍増しました。人数が増えた分、全員の動きがそろうと最高に気持ちいいんです」
(本田 絵梨佳 向洋中出身)

「練習しているうちに、外国語コース全体がますます仲良くなりました。女の子ばかりだから、団結が固いんです。こんなことができるのは、外国語コースだけ! なんて自信を持ってます」
(渡邉 真理子 桜丘中出身)