ー今回の特別委員会で、どのような感想を持たれましたか。
 あらためて悲惨で犯罪性の重大な事故だと思いました。この事故を教訓に飲酒運転を撲滅して、安全・安心を確保した県政を推進しなければならないと思いました。そして私たち特別委員会としての任務もまた重要で、今日のご意見を参考にしながら、その期待に答えられる条例を制定することが、私たちの任務であることを改めて深く認識しました。

ー遺族の方の言葉で印象に残った言葉は?
 たくさんありましたが、娘さんの将来を踏みにじったというその怒りの言葉に胸を打たれる思いがありました。

ー今日をふまえて、どのような条例をつくっていきたいと思われますか?
 それぞれの委員の方の意見に加え、今日の遺族の方や学校の校長先生などの意見もふまえながら、さらに現行の法令等との整合性なども参考にし、また県民各位から意見の意見にも耳を傾け、条例制定に向けて進めていきたいと思います。

ー被害者の細井さんのご遺族が「強制力のある条例が大事」と強くおっしゃっていましたが?
 「強制力のある条例」ということは、今回の条例の制定にあたっての一番の課題になると思います。現行の制度との兼ね合いもあるので充分に研究していかなければならないと思いました。

ー遺族の方など、今回述べられた方の意見には応えたいと…?
 委員長としてはそのように思いますし、メンバーもそのような気持ちになったと思いますが、法律関係者のご意見や現行の条例とも充分にすり合わせて調整していかなければならないと思います。

ー被害者の精神的なケアについては?

 今日のお話にもありましたし、従来からも被害者のケアには、最も力をいれてきたというお話があります。交通事故での被害者のケアについても、特に今回のような重大な事故では、相当多くの人たちが未だに心の傷を背負っているわけですから、それらについても工夫していかなければならないと思っています。

ー制定の目標は、今年度中を目指されるのですか?
 私たちの任期は今年度中なので、今年度中ということになると思いますが、しかしどのような条例にするか、それを制定するには時間がかかります。次回の委員会の話し合い次第で、条例の制定する時期が決まってくるのではないかと思っています。