Sports Clubs & Cultural and Academic Clubs 2002/2003
平成14年度の部活動を振り返る
■平成14年度の
生徒会活動
地味ながらも活躍しました…
もうひとつの『部活動』
生徒会・応援指導部・チアリーダー
   
 県総体やインターハイ、国体で校旗を掲げる運動部の選手たち。秋の育英祭でお客様たちに誇らかに研究成果 を発表する学芸部員。そんな彼らも素敵だけれど、ちょっと地味ながらも着実に頑張っている生徒たちもいる。縁の下の力持ち…? そんな彼らを紹介しましょう。
   

▲ 英進コース1、2年生の生徒を中心に
 1000人の力が結集して…
生徒会
『千人の力』で燃えた!
生徒千人の頑張りを
まとめました

 「育英祭の準備に駆けずり回ったり、野球の大会では応援用のメガホンを配ったり…。生徒会は“裏方仕事”が中心です」と話すのは多賀城キャンパスの生徒会副会長だった尾形雅弘くん。ですが、そんな生徒会にも昨年、ちょっと“燃える”事件がありました。最終的には昨年の8月25日、NHK BS2で放映された『熱血! ふるさと対抗 千人の力』への参加です。尾形くんは、実行委員としてこの企画に関わりました。
▼5月の企画づくりから始まり7月には本番
 「昨年の5月、“こんな番組があるから企画を考えてくれ”とNHKから言われたのです。それからは7月中旬の収録日に向けて地獄のようなバタバタの日々でした」
 企画は、千人の生徒で仙台七夕にちなんで竹で楽器をつくり、その楽器で『七夕さま』を演奏しよう、ということにー。
 「知り合いに頼んで竹を切らせてもらい、竹の楽器を作れるおじいさんを見つけだしてきて指導をお願いし、楽器ができあがったところでグローリーホールに千人が集まって練習を開始して…。スケジュールに追われて目の回るほどの忙しさでした」
▼なんとか千人の頑張りをまとめ上げまし
 でも、忙しかっただけに、終わった後の充実感も大きかったと尾形くんは話します。
 「最初は“なんでオレがこんなことしなきゃいけないの”なんて言っていた生徒も、最後には一つになって必死に演奏して…。千人のまとめ役をかって出て本当に良かった、そう思いましたね」
 尾形くんは、立命館大学に進学します。
 
特別 進学コース3年
尾形 雅弘 くん
石巻中出身
   

▲ 「試合の展開もわからないまま
  無我夢中で手を振っていました」
応援指導部
紅一点の応援指導部員
北大生だった
祖父の応援団姿に憧れて…

 応援指導部の中に昨年春まで一人の女子がいたのを知っていましたか? 仙台育英学園応援指導部の歴史の中で(ほぼ間違いなく)唯一の女子指導部員だった朝倉まどかさん(秀光コース3年・白石第二小出身)。現在は大学受験に向けての追い込み中ですが、現役時代の貴重な体験を語ってもらいました。
▼北大時代に応援団員だった祖父に憧れて
 「きっかけは私の祖父なのです。私が小学生の頃に亡くなったのですが、祖母に応援団だった祖父の大学(北大)時代の写 真を見せられて…。それ以来、いつかは私自身も応援団に! と思い続けてきたのです」
▼甲子園ではただただ無我夢中
 秀光コース1年生の時に仙台育英学園応援指導部への入部を決意。「最初の1年間は見習い。みんなの前で応援指導ができるようになったのは2年生になってからでした」。
 応援指導デビューは、一昨年4月の部活紹介。その年の夏には晴れの“甲子園体験”。
 「とにかく無我夢中。腕を振って声を出すだけで精一杯。目の前の試合の展開もまるでわからない状態でした」
▼次は大学の応援団で…
 うれしかったのは男子用の制服姿を周囲から「似合っているよ」と誉められたこと。「それとはじめは声が出なかったのですが、腹筋と発声の練習を積み重ねて、数カ月後に先輩に“まるで別 人のよう”と言われたこと」。
 さて、卒業後は…。
 「大学に受かったら、さっそく大学の応援部を訪ねるつもりです」
 
秀光コース3年
朝倉 まどか さん
白石第二小出身
   

▲あのワールドカップ戦が行われた
 宮城スタジアムで
チアリーダー
コンテストにも初挑戦
W杯が行われた
あの宮城スタジアムでも!
 
 2002年の仙台育英チアリーダーたちは“初めて”の経験をいくつかしました。そのひとつは本校軟式野球部、全国大会(兵庫県明石市)での応援。
▼軟式野球部の全国大会で
 「選手の練習や試合を見ていて向上心がとても強いのが伝わってきました。だから自然と私たちの応援にも力が…。初優勝できたのは“私たちチアの強力なパワーの後押しがあったから!”と、私たちは自負しています(笑)」(千坂真代さん・外国語コース2年・塩竈一中出身)
▼ベガルタ戦のスタジアムで
 続いて10月20日(日)には、ベガルタ仙台ージュビロ磐田戦の競技場トラック(宮城スタジアム)で演技披露というすごい体験!
 「社会人チアチームに誘われての参加だったのですが、観客数はン万人!
 そのうえ“ワールドカップの選手たちもここで戦ったんだ”と思うと胸はドキドキ…。でも、緊張しながらも、なんとかうまくやれました。大人数の前で演技する度胸も少し付いたような気がします」
▼コンテストに初挑戦!!
 そしてきわめつけはコンテストへの初挑戦。
 「11月24日(日)に北海道・札幌市で開かれた『北海道チアリーディングフェスティバル2002』に参加したんです。だけど、初めての大会参加ですっかり緊張してしまって…。満足できる成果 は残せませんでした。でも仙台育英チアの歴史に新しい一歩をしるせたことは確か。今年も挑戦していきます!」  
 
外国語コース2年
千坂 真代 さん
塩竈一中出身