*6月25日(水)第2回大学出前授業
 
 「オレンジとカラタチの細胞を融合させた木、名付けてオレタチの木といいます」。西野教授の言葉に、わっと歓声をあげる生徒たち。教授の専門分野「バイオテクノロジー」の実例のひとつ「オレタチの木」の話は、生徒たちがちょうど最近生物の授業で習ったところでした。
 そのほか
インシュリンは大腸菌の中で作られている」「ヒトゲノムの長さはちょうど東京からインドまでの距離と同じ」「羊に人のホルモンを注射すると1週間後には羊毛が服を脱ぐようにするりと抜け落ちるので、羊毛刈りの手間が省ける」などのお話に生徒たちは興味津々。質疑応答では「毛が抜ける注射を打たれた羊に耐性はできないのですか?」などといった率直な質問が数名から飛び出しました。
  西野先生は最後に「みんな一生懸命聞いてくれてありがとう。しっかりした科学知識をもってどんなものが有益でどんなものが有害か自分自身で判断できるよう頑張ってください」と講義をしめくくられました。
   
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