Shukoh Topics 2010  
   
 
   
   


  東北大学文学部と阿部次郎記念館主催による『東北第4回青春のエッセー 阿部次郎記念賞』の自由作品の部で、5年の石川 里奈さんが入選しました。
  “考える青春 エッセーの甲子園”の名のもとに全国から総数270点もの応募があった中で、最優秀賞、優秀賞に次ぐ賞を獲得。その背景には「秀光でつまらないと思った日は1日もない」という程、充実した学園生活とかけがえのない家族との時間がありました。



▲5年 石川 里奈さん
 (松島二小出身)

「西條先生の授業で
“深く読み解く”おもしろさを知りました」

 東北大学文学部への進学を希望する石川さん。文学へ興味を持ったのは、国語を担当する西條 静恵先生との出会いがきっかけだそうです。
 「西條先生の授業では、物語がどんどん頭の中に入ってきます。それは、内容をきちんと理解し核心に迫るからです。“深く読み解く”おもしろさを知りました。このことで、自分の考え方にも深みが出てきましたし、点数化しても確実に力がついてきているのがわかります。国語が本当におもしろい教科だと思えるようになったので、文学部を志望することにしました
」。
 そして、西條先生にこのエッセーコンテストへの出品を薦められ「良い経験になるかもしれない」と石川さんは応募することを決心。


▲国語を担当する西條 静恵先生と…

 

 


「タイトルは『そこにある』
声と聴力を失った祖父のことを書きました」

 
「頑固一徹の祖父が喉頭ガンを患い声帯を摘出。その3年後に難聴であると診断され、祖父の世界から完全に音が消えました。そのことについて、自分の想いと自分がどうあるべきかを書きました」。石川さんの作品は、つらい現実を前にしても温かくも気丈に描かれています。

石川さんのエッセー(全文)はこちら!


「今回の受賞はステップとなりました。
将来は国語教師になりたいと思っています」


 「今回の受賞は、次回へのステップとなりました。これからも様々な大会、コンテストに挑戦したいと思っています」と意気込みを語る石川さん。

  また、「秀光に入学してから“つまらない”と思った日は1日もありません。毎日が楽しく充実しています。クラスメートは文章を書くのが上手な人たちばかりです。校内弁論大会でも皆、自分の意見をきちんと述べるのでとても刺激になっています。これからも多くのことを学び、将来は国語教師になりたいと思っています。“本当に解るようになったらおもしろい”ということを私が西條先生から教えていただいたように、文学のおもしろさを伝えていきたいです!」と話す石川さんはとても生き生きとしています!