大学進学をめざす在校生と、受験勉強を乗り越えて志望の大学に進んだ卒業生との懇談会「在卒懇」が、6月2日(土)に行われました。在卒懇は、受験勉強の方法や入試本番の心がまえなど、現役で大学合格を勝ち取った先輩たちの生きた情報が得られる貴重な機会です。この日は今春大学に進学した11期生12人と、大学受験を控えた4年生から6年生が会場の中講義室に集まりました。
▼卒業生たちが近況報告、
壇上に並んだ笑顔は輝いて
最初に卒業生一人一人が自己紹介を兼ねながら、充実した大学生活の様子を話してくれました。11期生は東日本大震災の影響で約2カ月間まともに授業を受けることができませんでしたが、そのハンディを乗り越えて志望大学に合格しただけに、壇上に並んだ笑顔は輝いていました。大学生活を楽しんでいる先輩たちの様子は、在校生にとって最初はまぶしく見えたかもしれません。しかし、話が進むにつれ、それぞれ進路に迷ったり、成績が伸び悩んだ時期もあったりしたことが分かって親近感が湧き、在校生はスランプを乗り越えるためのヒントや、「得意科目が一つあると楽になる」などといったアドバイスに熱心に耳を傾けていました。
▼ユーモアを交えた体験談、
辛口のアドバイス…
中学3年までどん底の成績だったにもかかわらず猛勉強で国立大学に合格したという先輩は、ユーモアたっぷりに体験を話し、「やりたいことはチャレンジした方がいい。できる・できないではなく、やるか・やらないかです」とアピールし、在校生の意欲をうながしていました。また、「勉強法を教えてしいという人がいるが、それはナンセンス。一人一人状況が違うので、自分の頭を使って、自分なりの勉強法を見出してください」と、辛口のアドバイスをした先輩もいて、とてもよい刺激になったようです。
▼志望大学に合わせた分科会で
さらに突っ込んだ質問を
全体会の後は、医系、理系、文系に分けて分科会が開かれました。在校生は志望大学や学部に合わせてそれぞれの分科会に参加しましたが、先輩たちは事前のアンケートや質問に応え、惜しむことなく自分の体験を話してくれました。在校生は先輩の姿に自分を重ね、大学生としての自分をイメージしながら、新たなやる気が湧いてきたようでした。
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