話の内容に合わせた声量や表情を意識してみましょう
弁論内容が皆さんどれも甲乙つけがたいほど素晴らしく、選考をするときは「難しい」というのが審査の先生たちの第一声でした。
まず、たくさん人の前で「表現をする」というときにはできるだけ具体的で分かりやすくしなければいけません。そして主張するものにネガティブなものを入れてはいけません、謙虚さも必要ですが、個人的にはこのせっかくのステージで消極的なものや否定的なものがあると、せっかく良い主張があってももったいないと感じます。
私が中学校1年生のとき、アメリカ合州国オレゴン州のポートランドに行きました。そのとき訪れたプライマリースクールのスピーチ発表で、小学校4年生(10歳)くらいの子が、女優や俳優のようなスピーチをしているのでとても驚きました。英語の内容がわからなくても“主張をしている”ということが当時の私にとても強く伝わってきたからです。
話している内容に合わせた表情や、声の音量を意識するということは大事なことです。そして、弁論を終えたあとや席に戻る際の態度や姿勢なども、スイッチを切り替えるように堂々とするのが良いと思います。
|