実験 2 電池をつくってみよう

 
 
 

 野田先生による2つ目の実験は「電池をつくってみよう」です。こちらも秀光の生徒5名が参加者の小学生をサポートしました。
 はじめに世界で初めて電池をつくった「ボルタ」、鉛畜電池を発明した「ガストン・プランテ」、燃料電池を発明した「ロバート・グローブ卿」と3人の説明があり、「今日はこの3人が発明した3種類の電池をつくってみましょう」と話しました。

 ボルタ電池
 

 希塩酸を入れたセルプレートに、銅板と亜鉛板を入れてプラス極とマイナス極を作ります。板にミノムシクリップをつけて、電気を流すと音楽がなる「メロディ」を取り付けます。すると、子どもたちが耳をすますと聞こえるくらいの小さな音でなりはじめました。まだ電圧の弱い電池だとわかります。

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 鉛蓄電池
 

 硫酸をうすめた液に鉛板を入れて、さらに9V電池を2分間繋いで充電を行います。「プラスの端子を繋いだ鉛板の色が変わっていますよね」と野田先生。これが充電された証拠です。
 メロディを繋ぐと最初は大きく鳴り響きましたが、何度か鳴らすと音が小さくなってしまいました。「鉛畜電池はボルタよりも電圧は高いのですが、すぐに充電がなくなってしまいます」と説明してくれました。


 燃料電池
 


 硫酸ナトリウムに鉛筆の芯を入れて、9V電池を1分間繋いで充電を行います。野田先生が「酸素と水素が“水の電気分解”を起こして電気を溜めるようになっています」と説明します。結果、一番大きな音で長くメロディを響かせることができました。


 おまけ実験 爆鳴気(ばくめいき)
 

 最後に「せっかくなので挑戦してみましょう!」と始まった実験は、爆鳴気(ばくめいき)をつくるというもの。デスポピペットという容器に飽和炭酸ナトリウムを入れて、電気を通してから火を近づけると…。水の電気分解をすることでパン! と風船が割れるような大きな音が鳴り響きます。参加した小学生は、音が綺麗になるかどうかドキドキした表情で楽しんでいる様子でした。

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