佐藤くん: 研修1日目と2日目は多賀城校舎から成田空港、成田空港からスイスのジュネーブへと移動し、3日目からジュネーブでの研修がスタートしました。
   
渡邉さん:

ジュネーブでは、【国際赤十字委員会】や【国際連合ヨーロッパ本部】などを訪問し、レクチャーを受け戦争や平和について深く考えさせられまた。 また、【カルバン講堂】ではチャリティーコンサートを行い、大勢の方が聴きに来てくださったので感激しました!

■国際赤十字委員会
「テレビで見たことはありましたが、
実際に目にすると、とてもショックを受けました」

渡邉さん: 【国際赤十字委員会】では、歴史を学んだ後に、“信念”と“法律”とはどういうものかというレクチャーを受けました。
   
佐藤くん: “信念”というのは、個人的な感情で“法律”は国が定めているもの。どちらかだけだと、世の中が不公平になるので、この2つをいかに両立させていくのかが大切だということを教わりました。
 見学した展示物では、昔の医療器具が印象的でした。 今は、技術が進歩していますが、昔は少ない技術の中で医療を提供していたということをとおして、今は、忘れてしまっている何かがあるのではないかと思いました。
   
渡邉さん: 地雷を踏んでしまった子どもたちの写真もあり、テレビでは見たり聞いたりしていましたが、実際に生でその写真を見た時は、とてもショックでした。自分の知らない世界でこういうことが起こっているんだなと思いました。
 
 

■国際連合ヨーロッパ本部、国境なき医師団
“見学”だけではなく“考えさせられる”ので
実りある研修
 

 続いて、生徒の希望によって【国際連合ヨーロッパ本部班】と【国境なき医師団班】に分かれての研修。国連を見学した渡邉さんは、レクチャー内容は難しかったそうですが、美術館のような建物や飾ってある絵画の素晴らしさに感動を覚えたそうです。
 一方、将来、医師を目指している佐藤くんは【国境なき医師団】への訪問を希望。少ないお給料で自分の命の危険をおかしてまで戦争の現場で医療に携わる人たちの活動を深く理解し、自分も人の役に立つことをやりたいと思ったそうです。


■カルバン講堂(チャリティーコンサート)
スイスでのメインイベント、チャリティーコンサート
過去最多の観客に感動の涙…

渡邉さん: 前日からコンサート案内のビラ配りを市内で行いました。英語で現地の方に話しかけるので、少し緊張しましたが、コンサート当日はたくさんの方が来てくださいました。後で先生に聞いたのですが、ユーロスクールのチャリティーコンサートでは、今までで一番多いお客さんだったそうです!
   
佐藤くん: コンサート終了後は、みんなで「やりきった」という達成感で泣いてしまいました。
   
渡邉さん: 今までコンサートに向けて、3年生だけが学校に残って遅くまで歌の練習をしてきました。実行委員も司会の練習を頑張ってきたので、その成果を発表できました。コンサート終了後は皆さんからたくさんの拍手をいただきました。
   
佐藤くん: 当日は、“国際赤十字委員会”の方が聴きにきてくださったので、コンサートで集まったお金を募金しました。
 

■チャリティーコンサート
 
会場:カルバン講堂
      (ジュネーブ市内)
  曲目: we are the world
      など10曲を披露

 スイスの研修では、諸機関への訪問で、戦争と平和、病気や医療、難民や食糧難など世界規模の問題について深く考えさせられました。テレビニュースを見ただけでは分からなかった現実を知り、一人一人が“大切なもの”や“自分にできること”などを真剣に思考するよい機会となりました。また、 チャリティーコンサートでは、練習の成果を十分に発揮することができ、観客からの温かい拍手が心に残りました。

   
DIGEST02(研修6日目〜10日目/フランス班)
DIGEST03(研修6日目〜10日目/イギリス班)
実行委員 感想文
 
   
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